今回のお話のテーマは「タケルが復活するまでの3分間」でした。
んまぁ端的に述べますと、
「武装翔束の力に見放されたからデビルに簡単にやられちゃったのに、
傷だけ治しても仕方ないじゃんかよコーラルさん!」
と言ったところでしょうか。
ともかく、心の力である聖シンパシーの力を
どうやってタケルに取り戻させるかが今回の狙いでした。
聖シンパシーの力を失った理由に関しては
35.1話 カリスマデビル、非情な計算!のウワサ
にて妄想を展開させておりますゆえ、御覧戴ければと思います。
話は変わりますが。
実はこの話、最近になってようやくまとまった物なのです。
(もちろん今までに発表した話も最近できたものが多いのですが)
この話はずっと前から考えがありながら、
話にすることができなかったものでした。
理由は「タケルにどうやって心の力を取り戻させるか」について
悩んでいたからなのです……
52話のラストでタケルとカンジーが再会するシーンを見ると、
タケルは「カンジーが戻ってくることを知っていた」と推測できます。
また51話にて聖シンパシーの力を失った直前に
カンジーが殺されていたことから、
タケルが聖シンパシーを失った理由は、カンジーに関係していたと推測できます。
これらのことから、タケルが聖シンパシーの力を取り戻すためには、
「カンジーがまだカオスの中で生きていること」を
タケルが理解する必要があったと、牧波さんは考えたのです。
うん、ここまでは良かったのです。
しかし、ここからが問題でした。
「どうやって、タケルに教えようか?」
このことに、長い間悩んでいたのです。
ゼウスは役にたたないし、ロココもダメだし、ポーチは覚醒していないし……
といった感じで。
今思えば、夢の中でカンジーと会話させとけば良かったかな、
なんて思ったりもするのですが。
きっかけは、某同盟でのチャットでした。
牧波さんはコーラルのことが嫌いでして。その時も相手の方に、
「コーラルは小姑ってカンジであんまり好きじゃ無いんですよ(意訳)」
と愚痴を吐いた(最悪ですな)ところ、その方が
「あの兄妹は51話だけしか会えなかったんだよね」
ということを教えてくれまして。
それを聞いた牧波さんの脳は
「なんてかわいそうなのコーラル!
→それなのにいつも笑顔ですごいよコーラル!
→コーラル尊敬するよ!コーラル大好きだよ!!」
こういった思考をたどった訳でして。
とまぁ、こんなこともあってコーラルのことに着いて考えはじめた牧波さんは
ためしにこの話にコーラルを混ぜてみましたのですが。
するとどうでしょう。面白いほどにピッタリとはまったんですよ、コーラルが。
驚きました。まさかまさか、あのコーラルがキーパーソンだったなんて。
もし昔のままコーラルが嫌いだったら、
この話は永久に脳内蔵入りだったと思います。
コーラルの魅力を教えてくれた王様に、改めて感謝の念を送った夏の日でした。
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